七夕に願いを込めて|看護師が短冊に書きたい本音

あるあるシリーズ

七夕って、子どものころは「ピアニストになりたい」とか「100万円ほしい」とか、夢のある願い事を書いてたと思うんですよね。それが看護師になってからというもの、短冊に書く内容がどんどん現実的になってきた。

「定時で上がれますように」「夜勤が減りますように」「患者さんが夜眠りますように」——夢というより、もはや切実な祈りです。でもそれって、毎日本気で仕事してる証拠でもあるよなって思う。今年の七夕は皆さん何を願いますか?

「定時退勤できますように」

看護師になって何年経っても、定時に上がれた日の嬉しさは変わらない。むしろ年々ありがたみが増してる気がする。申し送りが終わって、記録を済ませて、「じゃあお先に」って言える日の清々しさ。あれは何ものにも代えがたい。

でも現実は、定時前に急変が起きたり、記録が終わらなかったり、「ちょっといいですか」って声をかけられたり。定時退勤って、実は運と段取りと周囲のコンディションが全部揃わないと実現しないんですよね。織姫と彦星が年に一度しか会えないように、定時退勤も年に数回しか実現しない日がある。七夕に願うくらいがちょうどいい。

「穏やかな夜勤明けが迎えられますように」

夜勤って、何が起きるかわからないのが怖いところ。急変、不穏、ナースコールの嵐——そういう夜の翌朝は、帰り道を歩きながら体も心もボロボロの雑巾のようになってる。逆に、静かで落ち着いた夜勤の翌朝は、朝日がちょっとだけきれいに見える。

穏やかな夜勤明けって、ただ「何もなかった」じゃなくて、患者さんが安全に夜を越えられたってことでもある。そういう朝を迎えられた日は、帰り道のコンビニコーヒーがいつもより美味しい気がします。毎回そうであってほしいとは言わない、いや、毎回そうあって欲しい。

「どんな血管でもルートを取れる才能が湧いてきますように」

これはもう、技術どうこうじゃなくて才能の話です。細い、逃げる、深い、蛇行してる——そういう条件が重なる日って、なぜかまとめてやってくる。一人目で苦労して、二人目も苦労して、「今日はそういう日か」ってなる。

努力と経験で上手くなるのはわかってる。でもたまには、短冊に「才能よ湧いてこい」って書いてみたくなる。血管の神様、どうか私に才能を!(笑)

「患者さんが夜眠りますように」

ここだけちょっとまじめな話をすると、看護師として一番願うのはやっぱりこれだったりする。不穏で夜中に走り回ることも、急変対応で全力を出すことも、それ自体はいい。でも患者さんが苦しんでいる姿を見るのは、やっぱりしんどい。

穏やかに眠れている患者さんの顔を見るとき、「今日はいい夜だな」って思える。そういう夜が少しでも多くあってほしいって、七夕じゃなくても毎日思ってることかもしれないけど。

願いが叶わない日も、笑って乗り越えていこう

定時退勤も穏やかな夜勤明けも、全部の願いが叶う日なんてそうそうない。でも短冊に書いて笹に吊るして、「まあ今年もがんばるか」って気持ちになれるなら、それだけで七夕の価値はあると思う。

看護師の本音をデザインにしたTシャツが、メディカルきのこセンターにあります。願いが叶わない日も、Tシャツを着て笑い飛ばしてください。

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