夏になると「熱中症に気をつけて」という言葉を何十回言うかわからない。でもその言葉を一番言えていないのは、実は自分だったりする。患者さんの夏を守りながら、自分の夏はどこへやら——そんな看護師・介護士の夏あるあるを8つ集めました。
① 患者さんに「水分とって」と言いながら自分が飲めていない
「こまめに水分補給してくださいね」——そう言い続けながら、自分のコップに手が伸びたのはいつだったか。業務が立て込むと、トイレにも行けないし水も飲めない。気づいたら口がカラカラで「あ、私が熱中症なりそう」ってなる。患者さんに言っていることを自分に言い聞かせながら帰る夏。
② 熱中症の患者さんが来ると「今日も来たか」と思いつつ全力で動く
最近は真夏だけじゃなくて、5月や6月、梅雨前から熱中症の患者さんが来るようになってきた。「まだそんな季節じゃないのに」と思いながら対応することも増えた。今年の夏は早いなって、毎年思う。真夏以外も気が抜けないのが、最近の熱中症事情です。
③ 浴室がやばい
入浴介助で浴室に入ると、もうそこは別の世界。患者さんが寒くないようにと温めた浴室は、介助する自分には灼熱地獄。額から汗が流れて、視界がじわっとする。「私が倒れたら誰が助けてくれるんだろう」と思いながらも、笑顔でシャワーをかけ続ける夏の入浴介助。
④ 外は灼熱、中は極寒
病棟や施設の冷房が効きすぎていて、建物の中にいると普通に寒い。でも外に出た瞬間、別の惑星かと思うくらい暑い。この寒暖差を一日に何往復もしていると、体がついてこなくなってくる。羽織るものを常備しているけど、それでも夏バテするのは冷房のせいもある気がしてる。
⑤ 夏バテで食欲ないのに、業務は普通にある
体が重い、食欲がない、頭がぼーっとする——それでも出勤したら業務は普通に始まる。「夏バテなので少し休みます」とはならないのが医療・介護の現場。患者さんには点滴を準備しながら、「誰か私にも点滴処方してくれ」と心の中で思っている。夏バテしても現場は止まらない。
⑥ 汗だくで帰宅して「私もバイタル測ってほしい」と思う
帰り道、なんか体がおかしい気がする。体温高いかも、脈速いかも、血圧どうだろう——職業柄、自分の体を観察してしまう。家に着いてソファに倒れ込みながら「誰か私のバイタル測ってくれ」と思う。自分では測れる気力もなくて、とりあえず水飲んで横になる夏の帰宅後。
⑦ 外来のベッドが全部熱中症患者になる日がある
ピーク時の外来は、ベッドを見渡すと全部熱中症の患者さんで埋まっていることがある。「あ、今日はそういう日か」と察しながら、点滴の準備を黙々と続ける。患者さんを守りながら、自分たちも汗だくで動いている。外来スタッフの夏は、こういう日との戦いでもあります。
⑧ 夏だけど、夏を感じる暇がない
海にも行けない、花火も見られない、夏らしいことを何もしていない——気づいたら8月が終わっていた、ということが毎年起きてる。休日は倒れるように寝て、起きたら夕方で、また仕事に備える。夏を感じるのは、セミの声と患者さんの「暑いね」という言葉だけかもしれない。それでも来年も夏を乗り越えると思う、たぶん。
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