採血は、看護師なら毎日のようにやる処置。でも何年やっても、ちょっとドキドキする。患者さんも緊張しているけど、実はこっちも同じくらい緊張しているんです。
そんな採血にまつわる「わかる!」を10個集めました。
患者さん編
① 「血管細いってよく言われます」と言う人に限って太い
言われた瞬間、覚悟を決める。でも腕を見たら思ったより全然いい血管が出ている。「あれ……全然大丈夫ですよ」と言いながら、心の中でホッとする瞬間です。逆に何も言わなかった人が細かったりする。采配ミスみたいな気持ちになる。
② 緊張しすぎて「大丈夫ですか?」と聞きたくなる患者さん
採血前から顔が青白くなっていて、「怖いです……」と震えている患者さん。こっちも刺す前から「迷走神経反射が来たらどうしよう」と心の中でヒヤヒヤしている。患者さんより先に倒れないようにしながら、採血を進める。
③ 「痛くしないでね」のプレッシャーが地味にくる
針を刺す行為なので、正直痛くないとは言えない。でも「できるだけ頑張ります」としか言えない。採血が終わって「痛くなかったよ」と言ってもらえると、心の底からホッとする。
看護師側あるある
④ 逆血を確認した瞬間の「よっしゃ」感
針を刺して、シリンジを引いた瞬間に血液が来る。あの安堵感は何年やっても変わらない。心の中でガッツポーズしながら、表情は「ふつうですよ」という顔をしている。
⑤ 血管を触って、叩いて、触って、叩いて……「どこに行きやがった!」
目で見てもわからないから手で触る。触って叩いて、触って叩いて。「ちょっと探しますね」と言いながら、心の中では「どこに行きやがった血管!!」と叫んでいる。ようやく見つけたときの達成感は、採血が成功したときと同じくらいある。
⑥ 温めても出てこない血管への絶望
温タオルで温めて、駆血帯してギュッとしめて、グーパーグーパーしてもらって……それでも出てこない血管。「これ以上はもう私には無理かもしれない」という気持ちが静かに押し寄せてくる。
⑦ なんか調子悪い日は、1回目の失敗でもう「わかる」
調子がいい日と悪い日がある。悪い日は、1回刺した瞬間になんとなくわかる——「あ、今日この人の血管は私には無理だ」。そういう日は潔く別のスタッフに交代する。これは諦めじゃなくて、患者さんへの配慮です(と思っている)。
⑧ 出勤前に「今日あの人いるかな」と確認する
採血が上手いスタッフがいるかどうかは、地味に重要なシフト情報。いない日は心のどこかで「今日は難しい採血来ないでくれ」と思いながら業務に入る。
地味あるある
⑨ スピッツの順番を何年やっても確認する
生化学→血算→凝固→……毎回やっているのに、毎回確認する。ベテランでも確認する。「これで合ってたっけ」の気持ちは永遠になくならない。確認すること自体は正しいのだけど、「もう覚えてもいいんじゃないか自分」とも思う。
⑩ やっと取れた血液量が足りなくて、やり直しの絶望
何度も触って、温めて、ようやく逆血を確認して、じっくり引いた。でもスピッツに入れてみたら量が足りない。「……もう一度お願いできますか」の一言を言うときの気持ちは、言葉では表せない。
採血、何年やっても完全に慣れることはない気がします。でもそれくらい真剣にやっているということかもしれない。
採血あるあるに「わかる!」と思ったあなたへ、こんなTシャツがあります。



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