ピコン、ピコン。勤務中に何度も耳にするナースコールの音。呼ばれる理由も、鳴るタイミングも毎回バラバラで、気づけば体が勝手に反応するようになっている。今回は、そんな「ナースコール対応あるある」を8つ集めてみました。
①複数の部屋から一斉に鳴る「同時多発コール」
一つ対応している最中に、別の部屋からもコールが鳴る。さらにもう一部屋。まるで示し合わせたようなタイミングの悪さに、思わず「今か!?」と心の中で叫びたくなる。優先順位を瞬時に判断する力だけは、この仕事でしっかり鍛えられている。
②「誰か取ってくれるかな」と思いつつ、結局自分で取る
手が離せない時ほど鳴るコール。「近くに誰かいるはず」と一瞬期待しつつも、結局は自分で駆けつけてしまう。誰かに任せる勇気より先に、体が動いてしまうのが染み付いた習性。この心理戦、毎回自分の負けで終わる。
③休みの日でも、あの音が聞こえた気がする
家でテレビの音や電子レンジの音を聞いた瞬間、一瞬「コール?」と反応してしまう。休みの日にまでコール音の幻聴が聞こえるようになったら、それはもう立派な職業病。体に染み付いた反射神経は、オフの日でも簡単には抜けてくれない。
④駆けつけたら「テレビのリモコンが見当たらなくて」で脱力
緊張しながら駆けつけたら、理由は「テレビのリモコンが見当たらなくて」。ホッとする気持ちと、地味に力が抜ける感覚が同時にやってくる。それでも「困った時はいつでも呼んでくださいね」と笑顔で伝えるのが、この仕事の基本姿勢。
⑤いつもと違う切迫した声色に、一瞬で緊張が走る
同じコールでも、切迫した様子が伝わってくる瞬間は空気が変わる。声のトーンや呼び方ひとつで「これはただ事じゃない」と判断し、体が先に動き出す。日々のコール対応の中で磨かれた感覚が、こういう瞬間にものを言う。
⑥頻回コールの患者さんとは、ある種の信頼関係が育っていく
短い間隔で何度もコールを押す患者さんとは、対応を重ねるうちに独特の関係性ができていく。病室前の解除ボタンを押しながら、患者さんと目線だけで会話が成立することも。「またか」と思いつつ、その裏にある不安に気づく瞬間もある。攻防戦のようで、実は少しずつ信頼を積み重ねている時間でもある。
⑦コールが鳴らない静かな時間ほど、なぜか落ち着かない
忙しさが一段落して、コールが全く鳴らない時間が続くと、逆にソワソワしてしまう。「何もないのは良いことのはず」と分かっていても、静けさの中に不穏な気配を探してしまう癖がついている。忙しい方が、むしろ安心する時さえある。
⑧気づけば、コール対応の動線を無意識に最適化している
どの部屋から呼ばれても最短ルートで動けるよう、頭のどこかで常に動線を計算している自分がいる。意識してやっているわけではないのに、体が勝手に効率のいい動きを選んでいる。これも積み重ねた経験が生んだ、ちょっとした特技かもしれない。
鳴っても鳴らなくても、気が抜けない
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